ケルンLRT wikipedia|無料辞書
◆ 概要
19世紀後半より、ケルンには既に
馬車鉄道(のちには
路面電車)が運行されていた。しかし、
第二次世界大戦中の爆撃でケルンや周辺都市が壊滅的な打撃を受け、第二次世界大戦後にケルン市内と周辺都市を結ぶ交通網を再び充実させる必要が生じた。そのため、1960年代より地下
トンネルの建設が進み、ライトレールの路線が開通していった。
また、ケルンとボンを結ぶ都市間電車であったケルン・ボン鉄道(KBE)を取り込み、ボンの路面電車・LRT網と一体化した路線を形成した。
◆ 路線
従来からの路面電車網は次第にライトレール網に置き換えられ進化していった。30年の間、多くの電停ではライトレール車両と路面電車車両、両方に供されていた。ステップのないライトレール車両用に高いプラットホームが造られている間、他の支線や街の中心部では路面電車用に低いプラットホームが必要であった。
1990年代の初め、低床技術が導入されると路線網に数百もの高床ホームを建設することなく
車椅子の移動が保障されるようになった。低床電車が導入されると既存の高床ホームを壊すことなく床の高さが異なる二つの路線網に分割された。
平日は全ての路線で午前6時から午後8時まで10分間隔で運行され、初電の午前4時30分から午前6時までの時間帯と午後8時から終電の午前1時までは本数が減らされて運行されている。週末などは1時間間隔の終夜運転が実施されている。ケルン中心部では複数の系統が集まり、一部の駅では1時間に30本それぞれの方面へ利用できる。
・路線状況
・営業キロ 192.2 km
・路線数 11系統
・車両数 380両
・駅数 222駅
・一日当りの旅客数 507,000人
・軌間 1,435 mm (4 ft 8? in)
・運営事業者 K?lner Verkehrs-Betriebe (KVB)
◇ 低床路線
東西線
低床ライトレール網導入の最初のステップは、
1994年に4つの共通する東西の幹線ルートに集中して導入された。 短期間内に、これらの路線の電停は道路より35cm程度高い低いプラットホームが整備されている。旧来からの路面電車網は路線網から次第に切り離されライトレール規格に改良されていった。2007年現在、ピーク時間に運行されていた8系統は運行を中止し、すべては7系統と9系統の時刻に統合されている。
環状線
当局は高床式のプラットホームを多数整備しようと計画したが、財政的に可能でないことが明らかになった。その後、他の可能性を調査し、第2の低床路線網を作成して、低床路線から外れる残りの路線に高いプラットホームを備えることが経済的に無駄がないと考えた。
将来、高床路線が中央駅の地下を使用する時、低床路線は環状道路の下に集中させることを決定している。
その後の改良によって、現在環状線はすべて低床車両で運行されている。6系統はピーク時間帯のみ運行していたが、その後15系統に置き換えられている。
◇ 高床路線
高床路線網のすべての路線は従来からの道路より1m高い
ライトレール車両が用いられている。低床の路線網からは分離されており、高床ホームの整備も進められている。3系統と4系統では一つの駅が高床ホームが無く残っており、西支線の5系統では幾つかの駅のプラットホームが整備されておらず、旅客が道路から車両に上らなければならない。
13系統は環状道路線G?rtelと呼ばれ、都心部を通らない唯一の路線である。路線は同じ名称が付いている道路に沿って走っている。13系統の北側部分は高架鉄道として建設された。
16系統と18系統はケルンLRT(シュタットバーン)網の中でもっとも距離が長い路線で
ボンLRTと直結している。