女性の使用も意識したファミリーバイク(レジャーバイク)として企画された。前カゴが付いた婦人用
自転車(俗称、
ママチャリ)の構造をベースにしたことで、重量を大幅に軽減したこと、また、女優の
ソフィア・ローレンをテレビコマーシャルに起用し、実際に運転する姿を用いたことで、オートバイという女性の抵抗感を払拭することに成功。1976年の爆発的なヒット商品となった。
車体面では、2.2馬力の
2ストロークエンジン回りとチェーンケースなどを、リアの車体と一体化し、画期的な小型化を図っている。こうした手法は、後の
スクーターの発展に寄与することとなった。また、始動はペダルを踏み込み
ゼンマイを回す蓄力式であり、女性でも容易に始動できるような配慮が行われている。翌年2月17日から5,000円高で、それまでのロードパルに腕時計の自動巻き機構に酷似した「クイック・スターター」を付加した「ロードパルL」を追加した。これは後輪が一定距離進むと始動機構のゼンマイが自動的に巻き取られるというもので、次回始動時にはクイックボタンを押しながら後輪ブレーキレバーを引くだけでエンジンがかかるという使い勝手の良いバイクであった。その後派生車種として、ミセス向けに足元を守るレッグシールドを付加した「パルフレイ」、若い男性向けの「パルホリデー」「パルディン」がラインナップされていった。