近縁の
コナラや
クヌギより寒冷な気候を好み、鹿児島県高隈山を南限に、北は北海道から
樺太・南
千島まで分布する。
ブナと並んで落葉広葉樹林の主要樹種の一つである。ブナに比べると、やや明るい場所を好む。樹高は、大きなものでは35mに達する。葉はつやのない緑で、コナラよりももっと波打つようなはっきりした鋸歯(輪郭のギザギザ)がある。5月頃に長さ5cmほどの花を咲かせ、秋には
ドングリが熟す。
コナラと同様、シイタケ栽培の原木などに利用される。ドングリは灰汁抜きをすることによって食用になる。現在はほとんど食用にされないが、かつては山村の重要な食料だった。
心材はくすんだ褐色。加工性、着色性に優れる。重厚で強度が大。重厚感がある。特に北海道のものが良質とされ、「道産の楢」(ジャパニーズオーク)と呼ばれ、輸出もされ盛名を馳せた。近年では国産ウイスキーの熟成樽としても利用されており、国際的に高い評価を受けている。