全日本ラリー選手権 wikipedia|無料辞書
全日本ラリー選手権(ぜんにほんラリーせんしゅけん、Japanese Rally Championship)とは
日本自動車連盟(JAF)が主催する国内格式
ラリーのカテゴリの1つである。
1979年より開催されており、
2000年に発足したJRCアソシエーション(JRCA)による運営支援が行われている。
◆ 概要
1979年に全日本ラリードライバー選手権競技として始まり、翌年から全日本ラリー選手権となる。当初、排気量1300cc以下のクラスとそれを超える排気量のクラスの2クラスで争われた。1984年からはそれに1000cc以下のクラスを加え、3クラスで争われるようになった。1987年からは1000cc以下、1600cc以下、それ以上の排気量の3クラスに変更された。
しかし
2000年代に入り日本でも
世界ラリー選手権(WRC)イベントを開催しようという機運が高まり、その手始めとして
2001年に第19回スパイク・インターナショナル・
日本アルペンラリーが国内初のFIA規定による国際格式競技として開催された。また
2004年からはWRC
ラリージャパンが開催され、国内のラリー競技も従来の日本独自方式からFIAが定める国際基準に改めるべきとの声が高まった。そこでまず
2003年に、エンジン排気量に掛ける過給器の係数とラリー競技車両の安全基準をFIAが定める国際基準に合わせていった。
そして
2006年に、それまでのレギュレーションを大幅に見直した新ラリー規定が施行された。それに伴い、全日本ラリー選手権規則も変更された。変更のポイントは以下の通り。
・2WDと4WDという駆動方式別の部門の廃止
:これにより、スバル・インプレッサ、三菱・ランサーエボリューションと
トヨタ・セリカ等が同じSS(スペシャルステージ)を走ることになった。
・アベレージ・ラリーを廃止し、SSをいかに速く駆け抜けるかを争うSSラリーに統一
:WRCをはじめとする国際ラリーは基本的にSSラリーの為、それに特化したドライバーが生まれていく。しかしアベレージ・ラリーは「いかに正確にCP(チェックポイントと呼ばれるタイムコントロール)を通過するか」を競っていた為、速さとは無縁とは言わないまでも速さ以外の要素で勝敗が決まることも多く、その結果全日本ラリーと言えどもSSの速さを競うラリーとは似て非なるものとなってしまった。そこで駆動方式の統合と共にすべてこのSSラリーに変更され、国際ラリーとほぼ同じ競技にする事となった。
・総合優勝者の設定
:2005年までは各クラス毎の優勝者が居たのみで総合優勝者は存在しなかったが、2006年からは全クラスを含めてのNo.1である総合優勝者が設定された(シリーズチャンピオンについても同様)。総合のシリーズチャンピオン第1号は
奴田原文雄である。
◆ クラス分け
クラス分けはFIAの基準に則っている。但し、
2008年からは日本独自のカテゴリである「スーパー1500(JN1.5)」が制定された。
ターボ車は×1.7倍。例えばスバル・インプレッサWRX STI(2007)は本来の排気量は1997.8ccだが、排気量換算は3396.3ccとなる。
◆ 車両規定
全日本ラリー選手権で走る車は、まず以下の区分に分けられている。
安全基準や改造基準は、FIAの
グループNを基準としている。但しFIAのグループNと異なる部分もいくつかあり、例えば室内の内張り、インドアパネル、3点式
シートベルトの取り外しが禁止されていたりタイヤ、ホイールのサイズが細かく制定されていたりする。
RF車両についてはコスト削減を考えRN、RJ車両よりも
ロールケージバー等、安全基準が緩和されている。
◆ 開催地域
新ラリー規定が施行された2006年以降。