国民政府 wikipedia|無料辞書
国民政府(こくみんせいふ)とは、
中華民国における
中国国民党による
政府のことである。略称は
国府(こくふ)。国家元首は
主席(しゅせき)。ただし
日本と
中国では、一般的な「国民政府」の定義にそれぞれ差異がある。
◆ 国民政府の変遷
国民政府という呼び名は、政府のあった場所の地名を冠して使われることが多い。したがって、国民政府と呼ばれるものは複数あるが、主たるものは、以下のとおりである。最も、
1950年までの中華民国は常に政治的に混乱しており、その事を反映して一時的に2つの国民政府が並立することもあった。
◇ 正統な国民政府
今日の中華民国政府を基準に考えると、
中華民国の歴史において、以下の5つの国民政府が正統な国民政府ということになる。
# 南京国民政府
1927年〜
1928年 (最初、武漢と並立、1927年9月に武漢政府は南京政府に統合)
・ 注記
: 新南京国民政府の別称
※南京国民政府と新南京国民政府は、特に区別しない場合もある。
※新南京国民政府の
蒋介石政権は、
中華民国憲法に基づいて政府組織を
1948年5月20日に改編し、国民政府を
中華民国総統府とした。そのため、中国ではこれ以降の国民政府を、憲法に基いた正統な政府として、「中華民国政府」と呼称している。なお、中華民国支持者は、1949年以降も今日に至るまで「中華民国政府」が存続していると主張している。
※台湾における中華民国の存在を認めない
中華人民共和国は、中華民国政府を「台湾当局」と呼んでいる。
※1932年1月、南京に新国民政府が成立し(南京・広州合流。主席は林森)、行政院長に汪精衛が就任した直後(1月のうち)に、洛陽への遷都を宣言し、以降、4期2中全会などを洛陽で行った。同年12月には、南京へ遷都(還都)。洛陽に政府が存在したのが一時的であったこともあり、「洛陽国民政府」という呼び方は通常なされない。
◇ その他の国民政府
中華民国の歴史において、「その他の国民政府」とは、上記の「正統な国民政府」以外の国民政府を指す。これらは、当時の政治的な混乱を背景として、正統な国民政府と並立しながら一時的に存在していた。
◆ 国民政府主席一覧
ここに挙げる国民政府主席一覧は、今日の中華民国政府を基準として、「正統な国民政府」とされる国民政府の主席を挙げている。その他の国民政府については、それぞれの項目を参照のこと。なお、国民政府の主席は、全員が
中国国民党の党員である。