この中で、カーは「客観性」のみで歴史を記述しようと試みた
近代歴史学を否定した
[『歴史とは何か』 9頁。]。特に、「進化としての歴史」を主張するアクトンが名を挙げて批判されている
[『歴史とは何か』 171-172頁。]。また、歴史の記述の中には著者による
歴史観や経験にもとづいた「主観性」が入り込んでおり、その主観性が入り込んでいることを歴史家は慎重に受け止め、それとともに、その主観性がどこに含まれているのか(つまり著者がどのような歴史観や考え方をしているのか)を見極めなければならないとする
現代歴史学の立場を表明した
[『歴史とは何か』 182-185頁。]。