江戸時代のはじめには組み紐製造の
内規台が作られ、より美しい色彩や模様も考案された。男性中心の武家社会に浸透した「
真田紐」や「三分紐」は武具や
刀剣の飾り等に盛んに用いられ、武士達の美的センスと伊達男ぶりを示すアイテムのひとつとされた。
江戸末期の文化年間には女性の装いの
帯締めとしての用途にも使われるようになった。これらの組み紐は熟練の職人による一点ものの手工芸品だったが、
1882年ドイツの
バーメンから、工業用の組み紐製造機が輸入され、組み紐業が産業として成立するようになった。
明治の
廃刀令以降、刀剣の飾りとしての需要はなくなったが、帯締めの用途を中心に和服の
装身具として定着した。