辺(へん、
edge)は、特定の“図形”の中で 1 次元の“部分”となっている、両端に
頂点と呼ばれる特別の点を 0 次元の“部分”として含むような
線分である。辺は“線分”であり通常はまっすぐであるものを指すが、位相幾何学(トポロジー)的な文脈など、場合によっては曲がっていても構わずに辺と呼ぶことがある。
正確に辺の概念を考えるためには、頂点と呼ばれる点の集合
V の部分集合からなる集合族の族
D を図形として捉えて、
V の二つの頂点
v,
w に対して、
D に含まれる の形(あるいはこれに空集合を含めた形)に表される集合、あるいは同じことではあるが、 の
冪集合に順序同型なる集合が辺であるというのが適当である。ユークリッド空間内の点集合を図形と捉えるような立場では、このような
D と図形とが一対一に対応すると考えることは望むべくもない。特に辺上には無数の点が乗っており、頂点を決めても辺が一意的に決まるわけではない。それでもなお、辺はこのような方法によって図形の中の“部分”として特徴付けられる。