振動バランスが良いのはクランクピンを共有する90°V型2気筒エンジンである。この形式は理論上
一次振動を0にすることが出来る。一方、これより小さいバンク角もしばしば用いられる。バンク角を小さくすることでエンジンをコンパクトにすることが出来る。90°よりも小さいバンク角を採用した場合、振動は大きくなるが、
ホンダのように52°ながらクランクピンを共有せずウェブを介してクランクピンに位相を付けた「
位相クランク」で振動を小さくしている例もある。他にも90°以外のバンク角を採用した例としては、
スズキの75°や
アプリリアの60°などがあるが、最も有名な例としては
ハーレーダビッドソンの45°が挙げられる。
多くはクランクシャフトを進行方向に対して直角に置く
横置きが用いられる。例外的に進行方向に対して平行に置く
縦置きを用いるメーカーもある。かつてのホンダ
GL・
CXシリーズや、
イタリアの
モト・グッツィなどが有名である。尚、モト・グッツィ社製のものに関しては「Y型エンジン」と呼ばれることもある。また、同国の
ドゥカティはすべての車種に搭載される「L型2気筒エンジン」、「Lツイン」とよばれる。